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日本橋高島屋で冬のイージーメード2着セールでスーツを仕立てた

高島屋で定期的に催されている、イージーメード2着セールに行ってきた。

高島屋でのスーツのオーダーないし、百貨店でのスーツのオーダーは初めてであるが、広告にある価格の安さにつられて行ってみた。

 

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高島屋のイージーメード2着セールとは

高島屋が年数回、定期的に行っているオーダースーツ(イージーオーダー)のセールである。

セール条件として、 2着のスーツを申し込みする必要がある。

画像にもあるように最低価格が2着で54,000円(1着あたり27,000円)とツープライススーツ並の価格で自分の体にあったスーツを仕立てることが可能である。

 

高島屋をでオーダースーツを仕立てようと思った理由

1.自分の体にあったスーツを増やしたかった

社会人となり、スーツを何着か購入してきたが、如何せん自分の体に合うスーツというものは既製品にはないことがわかった。

といってもこれまで購入してきた既製品スーツは、高いものでなく5万円以下で買える量販店スーツである。

百貨店とかにあるブランドスーツなら合うものも出てくるのではないかと考えたが、予算とかなにやら考えた結果辿り着いたのがオーダースーツである。

ちなみに自分の体型だが、身長は普通だけど、身幅が細いのに対して肩幅が平均よりある。また、腕もやや長い。

スーツだけでなくワイシャツも探すのに苦労している。

ということで、ここ最近オーダースーツ沼に入り始めたこともあり、とにかく数を増やしたいということもありこのセールを魅力に感じた。

 

2.安心の百貨店クオリティー

高島屋といえば誰もが知っている百貨店である。品質もきっと大丈夫だろうという安易な考えである。

聞いたところ、高島屋のイージーオーダーは花菱に委託しているとのこと。

安心の国内縫製である。生地は高島屋バイヤーによるものらしい。

 

3.ANAカードマイルプラス加盟店であること

ぶっちゃけこれが一番大きかったかもしれない。

最近ANAマイルを貯め始めたこともあり、百貨店では高島屋を贔屓して利用している。

高島屋では、ANAカードのポイントとは別で購入代金の200円毎に1マイル貯まるのだ。

また、当時三井住友カードのキャンペーンでココイコエントリーによるワールドポイントのボーナス付与もあったりしてこれはもう高島屋で作るしかないと決意した。


高島屋到着

訪れたのは高島屋日本橋店である。

本当は自宅から最寄りの横浜店が良かったが、横浜店は期間外だった。

日本橋店に入るのは今回が初めてだった。

横浜店とは違い昔からあるTHE百貨店という印象。

場所はイージーオーダーサロンではなく、上階の催し会場である。

12時過ぎに到着したが、会場の順番待ちスペースに多くの人がいた。

パッと見たところ、おっさんが多かった。

スーツに拘っているという印象の人はほぼいなかった。

まずは受付と書かれているカウンターにいく。


オーダーまでの流れ

受付のオバサンの話によると、生地を選んでから受付とのこと。

受付した後、フィッターさんによる採寸が行われる。

それから、オプションやディティールを決めて精算という流れと説明を受けた。

生地は反が多く飾られており、自由に手にとって選べる。 

価格帯ごとに、生地が置かれており人が多かったのは最安のコーナーだった。

高級生地と書かれているコーナーには殆ど人はいなかった。


生地選び

先ずは生地選びである。

生地の品質により価格が変わってくる。

簡単にまとめると以下の価格で構成されていた。

・インポート生地、国産高番手生地 50,000〜60,000円

・国産生地 45,000〜50,000円

・中国産Wool100%生地 約40,000円

・Wool70%×ポリエステル30%生地 約35,000円

・Wool50%×ポリエステル50%生地 約30,000円

 

1着あたりの価格はこの通り。

2着セールと題されてはいるが、別な価格帯の生地を組み合わせることも可能である。

今回は、数を増やすために買うので高級生地を求めてない。

気軽にきれるようにWool100%生地とポリエステル混紡生地を1着づつの予定だ。

Wool100%の生地は中国産の無地グレーを選んだ。肌触りは可もなく不可もなくといったところ。

本当は国産が良かったが、予算の都合で断念した。

次にポリエステル混紡生地コーナーへ。

人が多い。

ポリエステル50%の生地を触ってみたら、ポリエステル特有のザラザラ感が強くてあまり良い触り心地とは言えない。

ということで、ポリエステル30%コーナーへ。

比較的マシといった印象である。やや明るめな紺無地をチョイスした。

 

一緒に来ていた妻に

「どれがいいかなあ?」

なんて相談してみたところ、

「どれでもいいと思う。(腹減っているから早くしろ)」

とご返答頂いたので早足で決めた。


受付

生地が決まったので、受付へ行く。

採寸まで1時間待ちとのこと。この間にお昼ごはんに行くので了承した。

受付では、名前と住所、高島屋でスーツを作ったことがあるか聞かれた。

高島屋でスーツをオーダーした場合、データが残されるため次回の際に参考にできるとのこと。


パターン選び

順番待ちを乗り越え、番号で呼ばれた。

ここでフィッターさんとご対面である。

40代くらいのおっさんだった。

合わせて採寸情報を記入するおばさんもついての対応である。

個室とかではなく、催し会場特有のオープンな場所で採寸が始まる。

先ずはスーツのパターンを選ぶ。高島屋では、以下の4パターンを選べる。

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ブリティッシュはその名の通り、英国スタイルなシルエット。肩パットをガッツリ入れて、ウエストもガッツリ絞ってある王道ブリティッシュスーツ。

ミラノはイタリアテイストのシルエット。肩パットもナチュラルでサラッと羽織れる印象。

ナポリは、パットが排除されたアンコンスーツだった。着心地はとても楽。春夏に使いたい。

インターナショナルは、ベーシックで万人向けと説明された。

 

2着で別なパターンを選んでいいとのことなので、2つ選ぶことにした。

先ず、インターナショナルを選択肢から外した。好みじゃなかった。

次にナポリ。秋冬メインでの使用のため外した。

ということで、ブリティッシュとミラノを選んだ。

ブリティッシュをグレー無地。ミラノを紺無地の生地にした。


採寸

そしていよいよ採寸である。普通のオーダー屋と違って兎に角採寸が早い。

1つ1つ確認しながら採寸するテーラーと違いテキパキと採寸しては次の項目に移っていく。

待ち客が多いこともあり、客を捌くことが第一優先なのだろうなと感じた。

フィッターさんから聞かれたのはウエストどうするか、スラックスの裾の長さはどうするか。ジャケットの着丈をどうするか。くらいかな。

 

後は採寸の都度、自分からここはこうしたい。

と口に出してみたらちゃんと対応してくれた。


ディティール選び

あっという間に採寸も終わり、いよいよディティール選びである。

フィッターさんとはここでお別れで、あとは百貨店のオバさんによる対応だった。

百貨店のオバさんといってもスーツに対する最低限の知識はあり、フォーマルなのはこれ、オーソドックスなのはこれ。といった説明をしてくれた。

自分はある程度イメージをもってオーダーに臨んだのでスムーズに進んだ。

選んだディティールは以下の通り。

・ジャケットはシングル2つボタン

・ノッチドラペル

・サイドベンツ

・スラックスはノータック

・ダブル4センチ

他にもポケットの形とか選べたけどオーソドックスな物を選択。


オプション追加

有料で選べるディティールやオプションも合わせて進められた。

といっても、裏地とボタンとAMFステッチのみ進められた。

裏地とボタンは標準のものを選んだ。

ブリディッシュの方には、AMFステッチをつけた。ラベルがヨレを多少防げる効果があるとか。

AMFステッチは約1,000円だった。

あとは機能性という意味合いは皆無である本切羽を両方につけた。

オーダーする上で自分は必ず本切羽をつけている。まっっったく意味ないけどね。意味もなく必ずつけている。

料金は2,000円くらいだった。

袖ボタンを重ね牡丹にできるか聞いてみた所、可能とのこと。

ミラノの方は重ね牡丹をお願いした。イタリアテイストを狙った。

 

オーダーする上でこだわった点

 サイズ感については、ジャストサイズでお願いした。

オーダーなんだからジャストが当たり前だろって感じだが、自分の場合はタイト目でお願いする事が多かった。

フィッターさんに寄るがタイト目でと言うと本当にピタピタなスーツにされてしまう事もあった。

それが怖かったためにジャストサイズで!

という注文を強くお願いした。

スラックスは、私がデスクワークということもあり、ウエストと腿周りに少しのゆとりをお願いして裾幅は細めでお願いして、ガッツリとテーパードさせた。


終わりに

オプションも決めたら後は料金を支払って終わりである。配送もできるとのこと。都内の場合は送料無料だった。

高島屋でのオーダーは初だったので店頭受取りとした。出来上がりは1ヶ月後を言われた。

 

高島屋だからといって、敷居の高さは全く感じなかった。

むしろとてもとても低い。

始めてオーダーする人とかで、テーラーへの敷居を感じてる人にはオススメです。